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マヨルカ空港のSIXTでBMW X2を借り、傷の請求を回避した話


EQAクラスの予約から有償アップグレード、返却翌日の損傷連絡、貸渡時記録と写真を使った説明まで。海外レンタカーでは「証拠」がものを言います。

生成AIによる代替イメージ:マヨルカ空港で車体の既存傷を撮影する場面
生成AIによる代替イメージ:マヨルカ空港で車体の既存傷を撮影する場面
画像に関する注記 ドラレコ代わりに使っていたアクションカムを帰路の空港で紛失し、現地走行時の録画も失われました。本記事では代替画像として、フリー素材または生成AI画像を使用しています。生成AI画像は現地の記録映像ではなく、状況を再現したイメージです。

マヨルカ空港で予約していたのは「メルセデス・ベンツEQAなど」のクラス、表示額は309.08EURでした。しかし、カウンターで案内されたのはBMW X2。有償アップグレード99.97EURを含め、最終額は422.06EURです。

さらに返却翌日、SIXTからリアバンパー運転席側の傷を発見したという連絡が届きました。貸渡時の既存損傷一覧にはリアバンパー助手席側の傷が記録されていましたが、出発前の写真と照合すると、実際には運転席側の傷を左右逆に登録していた可能性が高いと考えられました。この点を説明し、All Inclusive Protectionにも加入していたため、修理費の負担には至りませんでした。

マヨルカ空港のカウンターへ

Palma de Mallorca AirportのSIXTは、公式案内では手荷物受取所から出口へ向かう途中にカウンターが見え、到着ホール側にも案内があります。予約メールに書かれた受付場所とCar Rentalの表示を優先してください。ここでもキオスク端末で受付をし、順番を待ちました。

図1:マヨルカ空港のSIXT受付までの概略図(縮尺・建物形状は実測ではありません)
図1:マヨルカ空港のSIXT受付までの概略図(縮尺・建物形状は実測ではありません)

EQAはなく、BMW X2へ

カウンターでは「EQAはない」と説明され、BMW X2を勧められました。追加は99.97EURです。ミュンヘンに続いて代表車種が出ず、現地でアップグレード提案を受ける形になりました。私が米国でSIXTを使ったときはここまで提案が強い印象はなく、店舗・在庫・担当者で差があるのだと思います。

アップグレードを受ける場合は、車両の差額だけでなく、補償や空港手数料を含む最終額を画面か紙で確認してから署名します。「今すぐ出せる」という説明でも、受付と準備を含めれば時間はかかります。

駐車場所までは自分で探して向かう

パルマ・デ・マヨルカ空港(PMI)でもミュンヘン空港(MUC)と同じく、カウンターでの手続き後は自分で指定された駐車場所へ向かいます。駐車棟、階、区画、駐車番号はSIXTのアプリやメールに控えが届くので、案内画面を保存してから移動します。

カウンターでは車の準備状況だけでなく、駐車場までの行き方も確認しておくべきです。説明だけで分かりにくければ簡単な地図を書いてもらい、「カウンターを出て右か左か」「どの出口やエレベーターを使うか」「何階へ行くか」まで確認してから出発すると迷いにくくなります。

出発時はセルフで傷を確認

資料1:BMW
X2の受取案内。ナンバーと正確な駐車位置は非公開処理済み
資料1:BMW X2の受取案内。ナンバーと正確な駐車位置は非公開処理済み

出発時にスタッフ立ち会いの傷確認はありませんでした。メールの初期損傷一覧には、前後バンパーなど複数の傷が記録されています。実車と照合し、一覧の傷も、それ以外に見える傷も撮影しました。

返却翌日に「新しい傷」の連絡

資料2:返却後に届いた損傷確認画面。リアバンパー運転席側の傷が報告されている
資料2:返却後に届いた損傷確認画面。リアバンパー運転席側の傷が報告されている

返却翌日、リアバンパー運転席側に傷があるという連絡が届き、修理費の請求手続きが始まりました。一方、貸渡時の既存損傷一覧には、リアバンパー助手席側の傷が記録されています。出発前の写真と実際の傷の位置を照合すると、受取時からあった運転席側の傷を、SIXT側が助手席側として逆に登録していた可能性が高いと考えられました。そこで貸渡証と出発前の写真を提示し、左右表記が逆ではないかと説明しました。最終的に追加負担はありませんでした。

左右が逆に記録されていた可能性 返却後に指摘されたのはリアバンパー運転席側です。貸渡時の一覧は助手席側となっていましたが、出発前の写真では同じ傷が受取時から確認できます。傷が新しく付いたのではなく、既存損傷を登録するときに左右を逆に記録した可能性が高い、というのが今回の整理です。

All Inclusive Protectionがあっても写真は必要

今回はAll Inclusive Protectionへの加入もあり、SIXTとのやり取りでは問題なしという整理になりました。ただし、補償の名称や範囲は国・契約条件で変わり、すべての損害や付帯費用が必ず免除されるとは限りません。

自分に非があるかどうかだけでなく、「受取時にどの状態だったか」を客観的に説明できることが重要です。海外では、後日の点検で見つかった損傷について契約者へ確認・請求する運用も珍しくありません。日本式の立ち会いを期待せず、自分で証拠を作る前提で動くのが安全です。

  • 貸渡証の損傷一覧を保存し、左右・前後・大きさまで照合する

  • 受取時と返却時に、車体全体から傷の寄りまで連続して撮る

  • 撮影日時が残るようにし、申告メールやフォームの送信記録も保存する

  • 補償名だけでなく、免責額と除外項目を契約書で確認する

実際にかかった金額

項目 EUR 円換算(概算)
Rental days(1日) 220.67 約38,176円
All Inclusive Protection 50.01 約8,652円
Refuelling / recharging service 6.99 約1,209円
Choice Upgrade 99.97 約17,295円
Premium Location Fee 44.42 約7,685円
Total(tax込み) 422.06 約73,016円

※円換算は読みやすさのため 1 EUR=173円で計算した概算。カード会社の決済レート・手数料により実額は異なります。

予約時の表示額309.08EURに対し、最終額は422.06EUR。差は112.98EURです。アップグレードだけでなく、補償や空港立地の料金を含むため、サイン前に項目ごとの金額を見ることが大切です。

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参考情報・出典