物流の明るい未来へ
TOP

NEWS

お知らせ

ドイツのアウトバーンで、速度違反を疑われた話


SIXTから届いた「traffic violation」のメール。33.92EURは罰金ではなく、照会対応の管理費でした。速度制限と取締りの注意点も整理します。

生成AIによる代替イメージ:ミュンヘンへ向かうアウトバーンの速度制限区間
生成AIによる代替イメージ:ミュンヘンへ向かうアウトバーンの速度制限区間
画像に関する注記 ドラレコ代わりに使っていたアクションカムを帰路の空港で紛失し、現地走行時の録画も失われました。本記事では代替画像として、フリー素材または生成AI画像を使用しています。生成AI画像は現地の記録映像ではなく、状況を再現したイメージです。

レンタカーを返却してから約3週間後、SIXTから「Customer letter – RA XXXXX」というメールが届きました。本文は「交通違反に関する処理手数料の請求書を添付した」という短い内容。カードから33.92EURが引き落とされます。

先に結末を書くと、私にはその後、速度違反の罰金請求は届きませんでした。支払ったのは、当局からの照会に対してSIXTが契約者情報を確認・回答したことに対する管理費です。

33.92EURは「罰金」ではない

資料1:SIXTの管理費請求書。Administrative fee 28.50EUR、VAT
5.42EUR、合計33.92EUR
資料1:SIXTの管理費請求書。Administrative fee 28.50EUR、VAT 5.42EUR、合計33.92EUR

SIXTの案内では、国や案件によって当局またはSIXTから通知が届き、レンタカー会社の処理手数料が別途発生する場合があります。この管理費には交通違反そのものの罰金は含まれません。違反が確定した場合は、原則として当局の通知に従って別に支払います。

人手がかかった処理を利用者に明確に請求する仕組みは、かなり合理的だと感じました。日本では忘れ物、喫煙、傷、交通違反者の特定など、運営側の調査コストが料金全体へ薄く織り込まれがちです。ドイツでの体験は、そのコストを原因となった契約へ直接載せる考え方でした。

アウトバーンは「全部が速度無制限」ではない

アウトバーンには速度制限のない区間もありますが、都市部、工事区間、交通量の多い区間では80km/h、100km/h、120km/hなどの標識や可変表示が出ます。制限のない区間でも、SIXTは安全上130km/h未満を推奨しています。

印象的だったのは、制限表示が出た瞬間に周囲の車がきれいに減速することでした。ミュンヘンへ近づくにつれて段階的に制限がかかる区間もあります。標識や電光表示を見逃さず、その時点の表示に合わせる必要があります。田舎道でも集落の入口で制限が下がり、固定式・移動式の取締りが行われることがあります。

「3km/hオーバーから違反」は言い切れない

ここは誤解しやすい点 ドイツの速度測定では、一般に100km/h以下で3km/h、100km/h超で3%の測定公差が差し引かれます。これは「3km/hまで自由に超過できる」という意味ではありません。公差を差し引いた認定速度が制限を超えれば、少幅でも対象になり得ます。速度計の誤差を当てにせず、表示された制限速度以下に合わせるのが安全です。

欧州車のADASにある速度制限認識やリミッターは、こうした場面で役立ちます。標識認識が常に正しいとは限らないので最終確認は運転者の責任ですが、前車追従と組み合わせると、速度表示を見落としたときのリスクを減らせます。

請求が来たときに確認すること

1. SIXTの請求書で、管理費なのか当局の罰金なのかを分ける。

2. 貸渡日時、場所、違反とされる時刻、ナンバーが自分の契約と一致するか確認する。

3. 当局から正式通知が届いたら、納付先・期限・不服申立て先を通知書で確認する。

4. 身に覚えがない場合も、レンタカー会社ではなく通知に記載された当局へ証拠を添えて問い合わせる。

項目 EUR 円換算(概算)
Administrative fee 28.50 約4,931円
VAT 19% 5.42 約938円
Final Amount 33.92 約5,868円

※円換算は読みやすさのため 1 EUR=173円で計算した概算。カード会社の決済レート・手数料により実額は異なります。

ADVERTISEMENT 最高速ではなく、操る楽しさを味わいたい方へ。

RX-8の紹介を見る

参考情報・出典

SPAIN / SIXT RENTAL & DAMAGE CLAIM